無断××禁止とはいかに

無断リンク禁止という言葉は沢山出てきていますが、サイト自体が無断リンクを禁止しているようには見えないので、まずは文章Aへどうぞ

↓文章A

「ピーナッツは、食べられない、って言ったぢゃないですか」
「だって、ココ、ピーナッツ料理屋なんですけど」
「普通の料理屋だと思ったんですっ!」
「いや、ウチはピーナッツ料理屋です」

※この日記では 無断リンク禁止を言うサイトをAとし、無断リンクをしたサイトをBとして話を進めます

ここから文章Bの本題です

この議論、パソコンが普及し出すと同時に始まった議論の一つで、
現時点においても、WWWのルールを基準とする派と、公開している側などの視点のみを取り上げマナー論で展開する派に大きく分かれている話題だと思います。

WWWのルールを基準とする派

WWWの成り立ち というものから適当に調べれば出てきますが、

簡単に言ってしまえば「WWW自体が、独立した文章一つ一つをリンクによって繋げる事で成り立つ」そんな蜘蛛の巣ネットワークと言ってしまえば良いでしょうか。

たとえ http://hogehoge/a.htmhttp://hogehoge/b.htmが同じドメイン下にあったとしても
aまたはbが 反対を紹介しなければ aまたはbの存在を知ることが出来ないという事。


例外もありますが、主に「無断リンク禁止!の主張は正しくない」と言う主張が多いようです

基本的に こちらは「無断リンク禁止禁止派」というタカ派
無断リンク禁止対策派」という受け身的人間が居ると思うわけです。

もちろん適当に名前を付けた。

無断リンク禁止禁止派

「WWW上に公開する以上いかなるテキスト・画像などファイルは リンクを拒むことを行えない」といった感じ。
それがいやなら 日記にでも書いておけ と必ず話が流れていきます

言い換えると【無断リンク禁止を禁止する派】

無断リンク禁止対策派

無断リンクを禁止する手段は する側ではなく される側が対策をする事であって、対策をしないページには一切のリンクを許可する」といったあたり。
まあ 「認証したリファラー以外を弾く もしくは認証されるために何らかの手続き(パスワード)を踏む必要があるページを 制作者側が作り、対策をしていないページに対して リンク禁止を訴えること自体がばかばかしい」という感じ
こちらは禁止禁止派と比べると 若干 「フッ そんなこともして無くて良く言うな」という目線をいつも感じる。
(案外一番もっともな意見だったりするので 憎めない)

言い換えると【無断リンク禁止はアクセス制御等の対策をもって行うべき派】

マナー論で展開する派

対立させるために、「無断リンク禁止を主張しても良い」と考える勢力としておきます

マナー論派も2種類に分けておく

  • 制作者神様派
    • 制作者が全てであって 制作者の都合が守れなければ使うな
  • 社会的配慮派
    • 制作者が全てではないが、いやだと思われるような使い方はするな

ただ、あまり制作者側がリンクした側に対して言う言葉ではない という気がしないでもないです。
マナーが悪いといってリンクした側に文句を言う時間があれば対策をとれと。←後で使います


ここから前後しますが社会的配慮派の話

社会的配慮派

斜め読みですが、文章Aで紹介されているid:quppaさんの文章が社会的配慮派でしょうか

基本的に ネットワーク内にある紹介する・される・それを見るという人間によって形成されるコミュニティ社会に対して配慮すべき という感じで、
小学校である淡い思い出
SUGA「法律で決まってるのか」
先生「人がイヤだと思うことはやっちゃ駄目なの」という流れを基準にマナー論を展開する派です。

いやーあの頃が懐かしい。

といっても、法律で〜〜のくだりはは言ったことがないですけど、話の流れ上作りました。

この社会的配慮派は マナー論派の中ではもっともな話で、こちらに持って行くと

  • マナーは法律ではない
  • マナーは法律をも凌駕する

のスタンスで分かれて 白熱します

ココで言う法律とは まあWWWの事です。
そしてココで言うマナーとは 嫌がることをしない ということです

勝手に決めたルールにたいして守るマナーというものを守る必要はなく、そこは法律が適用される
というのがマナーは法律ではない という議論と勝手に思っています。

たとえるなら

ある大型家電量販店Yが「うちの店の情報を他の人に言わないで下さい」と言ったからといって
お客さんが 大型家電量販店Eの店員に対して「Yは〜〜円だったよ」と言っていけないわけではない

という感じかなと。

たまにですが
WWWのルールの下に サイトのルールがあり そのサイトのルールが守れないなら使うな という議論をする人もいますが、
自分としては Aのルールは守らなくてはいけないが、 Aを紹介する場所はBはBのルールが適用されるべき場所であり、Aのルールが適用される範囲だとは到底思えないです


では逆にマナーは法律をも凌駕するとはなにか ここで社会的配慮という言葉が出てくるわけです

ある市では ゴミを出す日は ゴミを集める時間の2時間前から出して言いと決まっています
しかし ある町のある収集所では 収集所の隣にある人が「出来れば1時間前からにしてほしい」と町内会で話をしました。
意見として言っただけで 議決はしていません。 が、出来るのであれば1時間前から出すようにみなさんが心がけました

という所でしょうか。
コミュニティとして 相手に対する配慮を議論するのがこの話。
「出来るのであれば」というあたりが重要で、
リンク云々に関しては 連絡するか、相手の指定する方法でのリンクが可能であり、紹介するときに手順を書けばOKである
という場合が多い。 その方法をとれば済むのではないか という話。

制作者神様派

論外の
WWWのルールなんてしらねーよ WWWのルールなんていちいち考えてからホームページ(笑)を作るのか

と議論にならない人間もいます。

道路のルールなんてしらねーよ。 道路のルールなんていちいち考えてから道を使うのか? みたいな馬鹿はほおっておいて

さっきも出てきましたが

Aのルールは守らなくてはいけないが、 Aを紹介する場所はBはBのルールが適用されるべき場所であり、Aのルールが適用される範囲だとは到底思えないです

という私の意見に真っ向から反対する意見になると思います。

Aの記事はAの記事でありBの場所で紹介するときもAのルールを適用すべき

というのが一番まともそうな意見ではないかと思うので取り上げます

ただ、無断リンク議論の時は、基本的にAの記事を転載 という話ではなく
Aへのリンク つまりAの記事の場所を記載しているだけ であるので Aのルールは適用されないのではないか と思います。


あとは
TOPページじゃないとカウンターが回らないじゃないか
とかいう自己満足にはついて行けません。

カウンターを回したいなら 全てのページに設置しておけと思います

そして、この派に多いのが 文句
「禁止しているんですけど」なんてメールやコメントをよこしてきます。 禁止派がよく それに反論して泥沼化。そして2chへ舞台が移ると言うこともあるので避けたいですね。
それでも、ただリンクを外すのは癪に障る という場合は、「wwwの特性上無断リンクを禁止する事が・・・」と論じたメールを返しながら 「無知だな君は」というのを送り返してから「今回は外すことにする」とかいって外す。なんて話を聞いたことがあります。 そこまでしなくても まあ外せばいいと思いますよ。

個人的には メールをよこす暇があったら アクセス制御をするなりしれば良いんじゃないのかと思ってなりません。

書いておかなくてはいけない

これはWWWのルールに追加して

  • 適用されるべき国の法律・条例
  • 自分のサイトのものと見えるリンクの張り方
  • 閲覧者に対して何らかの注意を送る必要がある場合

は必ず守る必要があるルールです。

自分のサイトのものと見えるリンクの張り方

例えばフレーム内に入れたりして 他のサイトへのリンクであると分からないようにする行為もNGであるといえます。

また、無断リンク議論のときに まれに勘違いしてくる人がいますが、

「バイナリファイルへの直リンクを禁止する」という言葉を出す人がいます。

直リンクを調べてから議論に参加するようにしましょう。
これは 無断でAのサイトの画像を Bサイト上で利用することを禁止しているのです。

といっても 転載という話ではなく(もちろん転載も許可がなければNGですが)、

Aは「直リンクは禁止だが ダウンロードして自分のサイトで利用することは許可する」という素材サイトだとします。

Aのサーバー上にある画像:パンダを
BがBのサーバー上にアップロードし、Bのサイトで利用する事 はOKです

が、

Aのサーバー上にある画像:パンダを
BがAのサーバー上から読み込んで利用する事は禁止していると言うことです。

閲覧者に対して何らかの注意を送る必要がある場合

たとえば18禁サイトなどで、

警告
ここから先のページは18歳未満の閲覧を禁止します

というような警告文をスキップする形で
突然18禁のページに飛ぶようなリンクを張ることはNGです。

法律で規制されているかどうかはしりません。

自分の意見

穏健派の
無断リンク禁止対策派の人間です。

まれにですが「対策できない都合がある」という人がいます
たとえばブログサービスなどで、対策できないなどです。

私から言えば、「でっ?」って感じです。
対策できないブログツールを使っておいて 対策できないから仕方が無いじゃないかウルウルって 
どういう事ですかと思います。

対策できるサイトに移ればいいじゃないか となります。


また 無断リンク対策するための技術がない と言う人もいます。
数行のコードで出来る対策も多いので、調べてないだけだろ と私は感じます。


その上で、積極的に無断リンク禁止サイトを紹介する気はない のです。

だから穏健派です。

他にも

法律の下に条例があるように、
「WWWの下にも制作者の決めたがある」という意見もあると思います
たとえば、Yahoo!利用規約のようなものでしょう。

今回取り上げた例を前提にして言うのであれば、利用規約というものを考慮していません。
しかし、例えば、無断リンク禁止禁止、無断リンク禁止対策派ならば
利用規約を違反した場合、アカウントやサービスを利用する権利を与えない事が対応」という答えになるでしょうか

契約に基づく違反行為であれば、それがどう判断されるか法廷の場で決める事になりますが、重たい話は別にすることとします。

どうしても 無断リンクされると困る事情がある場合、マナー論派の方も性善説のみを信じないほういいのでは?と思います

ちなみに

このページは無断リンクを禁止します.
無断ブッ(ry

なんてね 冗談ですよ。検索ロボットさん達・はてなーライブドアーの方々も大歓迎ですよ。

言及したければスターをくれ!