広告が表示できないFirefoxを排除する

Technobahn ニュース:Firefoxは「フリー」なネットを阻害する、米国でFirefox排除運動

提供者の言い分を勝手に想像すると

インターネット・ブラウザ「Firefox」の拡張機能の一つとして提供されている広告非表示(Adblock)は広告収入で成り立つウエブサイトの運営者にとっては死活問題だとして、そうしたサイトを中心にしてFirefoxでのアクセスを排除しようとする動きがでてきている

ごもっともです・・・
現に趣味サイトでもない限り、企業体などが高いコストを払ってまでインターネット上で提供する理由といえば

  • 自社サービス・商品の説明
  • 〃 のサポート
  • 〃 の露出
  • 広告収入目的

とまあ 大体は 何らかの見返りが存在する と思う。

よくある質問 を設置している無料サービスを受けれるサイトになぜ無料なのですか?なんて項目があるけど、 まあ大概「テスト中のサービスなので」とか「自動的に広告が表示され、その収入〜〜」みたいなことが書いてある。


広告収入を目的とするコンテンツを提供している側にとってはAdblockは天敵とは思います。

利用者の言い分を勝手に想像すると

利用側からすれば「あの広告のせいで読みにくい」だの「邪魔」だの理由はある。オーバーラップさせるような広告や ページのデザインに合わない色をパチパチと切り替えるような広告は目ざわりだし。
つまり、広告がコンテンツを妨害しているからAdblockを入れているのだ

妨害するコンテンツを排除しても(既存対象に)効果はない

では、そのような肝心のコンテンツの中身を妨害するする広告を排除する努力をしたらどうだろうか。実は意味がない*1のではないか?

「オーバラップが嫌だから」とか理由を付けてAdblockを利用している人は、その対象(オーバラップ系の広告)が絶滅した後もAdblockを使うと思うが、
広告で収入を得て運営しているサイト側は、どれだけ不人気な広告(音・オーバラップ・チカチカ)を駆除しても、既にAdblockを入れている利用者は戻ってくることがない。広告が排除されている以上、改善されたことに気づく手段がないからだ。

踏まえた上でFirefoxでのアクセスを排除運動

自分としては、広告収入が必要なほどコストのかかるサイトなんて持っていないので利用者の閲覧環境に文句を言うな側なんですが、利用者が(広告表示)拒否する権利があるなら、提供者側がFireFox利用者からのイメージが悪くなるのを覚悟で(広告表示拒否機能がつけれるブラウザからのアクセスを)拒否するのも理にかなっているとは思う。
特に日本では「FireFox利用者からのイメージが悪くなるのを覚悟」の条件すら、(サイトの種類によるが) IEさえOKなら問題はないかなって感じで・・・

なにもまとまらない「まとめ」

とりあえず、ポップアップ広告と音が鳴る広告だけは許せない。

*1:あくまで広告排除を使っている人に対して。広告を排除していない一般的なユーザーには「見やすい」という効果はある。